栗田工業は鋳造から組み立てまで一貫体制システムを持つ、顧客第一主義の「ものづくり」企業です。

工場に一歩足を踏み入れると、“えっ？これが鋳物工場？”と思わず口にしてしまうような爽やかな雰囲気、優しい色使いの設備機械、柱、また外気取り入れ口からの心地良い風をお感じになるでしょう。鋳造工場に多く見られる床上の砂もありません。溶解、注湯エリアも明るく、爽やかな風が流れています。

これも、工場内の空気の流れの徹底分析と適確な集塵装置の結果です。すなわち工場外周から可能な限りの外気を取り込み、中央部にある立体倉庫からフィルタリングされて、排出されるのです。

ほとんどの作業が工場内の外周エリアで行われるため明るく、きれいな空気の中で作業が出来るのです。造型時などに発生するこぼれ砂も地下に設置されたコンベヤによって回収され、再利用されるのです。

工場内で行われる作業において、物の移動は不可欠です。
一般的にはクレーン、フォークリフトなどによる作業がありますが、もちろん物の移動にはエネルギーやコストがかかります、また人間が必要となります。

必要とするものが、適切なタイミングで、適切な場所に無人で運ばれるシステムが完成しました。非常に効率的なコンベヤラインと立体倉庫との組み合わせによって、移動が無人化され、最小化されたわけです。

(1) 現在の鋳造、機械加工、組立からなる、栗田工業の強みが何かを再確認する。
(2) その強みを強化するためにどのような新たな仕組みが必要かを検討する。
(3) 常に世界を見つめ、強みがグローバルでも競争できる力に変換できるシステムを完成させる。
(4) そのシステムが効率よく機能するかどうか常に見極める。
(5) 必要であれば、システム改良を実施する。

(1) 事業活動を通じた社会貢献活動を行います。
(2) 事業活動を行っている地域の文化・慣習を尊重し、その地域の発展をめざします。